2013年11月7日木曜日

p114 「以下の対象に対して、もし私たちが自分たち自身が望むような人間に な れ、会社もまた望むような会社になれるとしたら、私たちが持ち続けなけれ ば最 も重要な信念と価値は何か?」

「以下の対象に対して、もし私たちが自分たち自身が望むような人間になれ、会社もまた望むような会社になれるとしたら、私たちが持ち続けなければ最も重要な信念と価値は何か?」
・企業内の人々
・顧客
・関係者(組合、株主、銀行など)
・ビジネス(業界、競争相手)
・世界とのかかわり

「ええ。この質問は、企業がビジョンに向かって進んでいく過程で、企業や社員の行動を導いていけるような、書くとなるいくつかの価値と信念に焦点を当てています。」

『エンパワーメントの鍵』より
———————————————



では、どうやって? と思うと、続きがあります。



「なるほど。でもどうやったらその価値を人々に浸透させていくことができるのでしょうか?」

「まず最初に、その企業のリーダーたちが自分たちが大切にしようとする価値に基づいた行動をし、その価値を認めていくことが特に重要です。後で説明しますが、企業のあらゆる部署の人々がその価値を選びますから、その価値を受け入れてもらうことは、そうむずかしいことではありません。しかし、重要なことはその価値が継続的に表明され、認められ、支持され続けていることです。そして人々がその価値に見合った形で勇気づけられ、支えられてることです。」




そういうことか、価値をわざわざイベント的につくるのではなく、日常的につくるということなんですね。そうなると、リーダーといわれる人々は、リーダーという名の覇者的な存在ではなく、王者なんだろうな思うのです。



その後、具体的にイメージできるストーリーが続きます。ここのぜひ、本を手に取り読んでいただきたいところです。



そして、最後に心底納得できたのは、次のところでした。



「企業経営のいかなる部分も、企業の目的と大切にすべき価値に一致していなければならないのです。人材採用のプロセス、昇進の規定、功績を認めたり表彰したりする制度、研修、より大きな仕事への企画立案、メディア・キャンペーンなど、企業戦略を実行に移す個々のシステムは、その価値を補強するようにデザインされなくてはなりません。」

p109 不可能を可能にする鍵


「まず初めに、本当に望むもの、つまりビジョンは何か、を明らかにしなくてはなりません。それから、自分たちがやれることを制約している束縛を解き、人々をエンパワーすることによって、そのビジョンの基準を達成する方法を考え出します。それは必然的に変化を伴います。エンパワーメントと変化は関連して起こります。どちらか一つだけを起こすことはできないのです。しかし、あなたの提示した同時に難しい基準を満たすような問題を克服するために、私たちはもう一つ質問をします。」

「すべての基準を満たすことができるようになるために、私たちはそのようなことをどのような方法ですることができるのか?」

『エンパワーメントの鍵』より
ーーーーーーーーーーーーーーー
変化が求められる時代であるが、変化をしない時代でもある。そうした時代で変化をしていくにはどうしたらいいのか? それがエンパワーメントであるということになる。

変化とエンパワーメントとは、切っても切れない関係ということだ。

「問題なのは基準でなく、その基準を達成するための方法」。言われてみれば、至極当然のこと。

だけど、僕らはその方法というものを学んでこなかった。学校教育はそのことを教えない。それどころか、変わる方向性までを決めてくるから驚く。

だから、どうするかといえば、「学ぶ」わけだ。問題にいくら対処してもその問題は解決されない。問題をいくら解決しても学びはない。私たちは、問題から学ぶことを学ばねばならいのだ。問題から学ぶことができれば、自ずと問題は解決するし、二度と同じ問題には出会わない。

しかし、私たちは問題を解決したときの達成感に酔いしれるがために、問題からは学ばない。今、自分自身持っている解決方法が使える問題を発見し続けているだけなのだろう。

そこにお金が払われる資本主義経済はやはり何かがおかしいのかもしれない。いや、確実におかしいとしかいえない。

弁護士が法律の枠の中で裁判・訴訟ゲームをしているのと同じ構造だ。彼らは決して法律を作り出すことはできない。それができるのは、誰か?

私とあなた、私たちしかいないのだ。なぜか、それを忘れさせるしくみに社会がなっているのに驚きだ。